ソダーバーグ、映画配給の新しい形を模索

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アメリカで観客動員数が減少の一歩をたどるなか、スティーブン・ソダーバーグ監督が新たな実験を開始した。HDカメラを使い、160万ドルという低予算で製作した新作映画「バブル」を、来年1月の劇場公開と同時に、ペイパービュー形式でテレビ放映。おまけにDVDまで同時発売してしまうというのだ。映画は映画館で一定期間上映されるものだという従来の配給モデルを無視したソダーバーグ監督は、「映画ビジネスはすでに時代遅れになっている」として「自分たちも変わる必要がある。新しいやり方を見出さなきゃいけない」とコメント。ソダーバーグ監督は、インディペンデント系のHDNet Filmsと6本のHD映画を監督する契約を締結、殺人ミステリー「バブル」は、その1作目となる。ソダーバーグ監督は現在、ジョージ・クルーニー主演の「The Good German」の撮影に取りかかったばかり。残りのHD映画に取りかかるのは、チェ・ゲバラの伝記映画「Che」(ベニチオ・デル・トロ主演)のあとになりそうだ。
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