今日、放送の「ジャラシック・パーク」のトリビア

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この作品で登場する恐竜は、遺伝子工学で蘇ったものです。僕は大学院で分子遺伝学を修めました。
その遺伝子工学の具体的内容ですが、恐竜の血を吸った蚊が琥珀となり保存されており、その琥珀から恐竜のDNAを取り出して繋ぎ合わせ、足りない部分はカエルのDNAを使って現代に蘇らせるのですが、この”カエルの”前までの部分は、僕から見て十分リアリティがあり、ありうる話かもしれません。ただ、蚊は恐竜以外にも血を吸っているだろうし、そこから恐竜の血液のDNAだけを判別するのは非常に困難であると思われます。
また、DNAのほとんどは意味がありません。無意味な暗号の羅列です。人間の場合でもDNAの約1%が遺伝子(細胞に必要なたんぱく質の設計図)であるとされています。
そのことを考慮に入れても、カエルのDNAを使って、あんなに完璧な恐竜は蘇らないでしょう。

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