フランス映画映画論

フランス映画の魅力とその歴史、そのハリウッド映画との対比において

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もともと誰が観てもほとんど同じ感想しか持ち得ないハリウッド映画が好きではありません。
したがって、「ローマの休日」や「風と共に去りぬ」なんて名画観ていません。ハンフリー・ボガートの「カサブランカ」は観ましたが、別にそれほど名画だとは思いませんでした。それに有名な「君の瞳に乾杯!」なんてセリフ、笑ちゃうなあ。

さすがにヒッチコックの映画は観ていますし、素晴らしいとも思います。
特にお勧めは、「レベッカ
レベッカ」ですね。

また、ヒッチコックは皆を驚かすサスペンス映画を作ろうとした結果、今では当たり前になっている撮影技術を開発しました。
その技法について仏ヌーベルバーグの旗手フランソワ・トリュフォーが聞き手になってヒッチコックにインタビューした下の本は各国の映画学校のテキストになっています。
定本 映画術―ヒッチコック・トリュフォー
定本 映画術―ヒッチコック・トリュフォー
フランソワ トリュフォー, 山田 宏一, 蓮實 重彦

翻訳が山田宏一氏と蓮実重彦氏なんて、なんてまあ豪華。


まあスコセッシやクローネンバーグ等の映画作家の作品は、確かに面白いです。
ただ、「あなたはハリウッド映画がお好きですか?」と聞かれると多分、僕は「あまり好きではない。」と答えるでしょう。

そんな僕は昔、好んでフランス映画を観てました。
特にヌーベルバーグの作品を。
映画監督になった人達は、よくジャン・リュック・ゴダールの名を挙げますが、僕はトリュフォー派です。フランソワ・トリュフォーの全ての作品は愛に満ちている。全てを観ているわけではないけれども。
ゴダールの紹介記事はコチラ
ルイ・マルも結構好きだなあ。
ヌーベル・バーグらの作家の記事は書こう書こうと思いつつ、未だゴダールに関してのみです。必ず書きますから皆さん、気長に待ってて下さい!

80年代に一時期、ヌーベルバーグ・ヌーベルバーグと呼ばれる流れがあり、それなりに面白い作品もあったのですが。皆さんの中にも「ポンヌフの恋人」が女性を中心に話題になったのをご記憶されている方もいるかもしれません。
が、僕はあの映画を買っていません。
同じレオス・カラックスの作品なら「汚れた血
汚れた血
」をお勧めします。また記事を書いてもいいのですが、この「汚れた血
汚れた血
」に出てくるデビット・ボウイの「モダン・ラブ」に乗せて主人公が街を駆け巡るシーンは映画史に残るほど素晴しいものです。

ちなみにヌーベルバーグとは、フランス語で「新しい波」という意味だそうです。

しかしながら、今のフランス映画は惨憺たるものです。

フランス映画の魅力をここで述べさせてもらうと、やはりフランスという歴史のある国の文化の懐の深さを感じさせます。
ハリウッド映画の「愛してる」という言葉だけで恋愛を表すのではなく様々な恋愛の形、表現が垣間見れます。




また映画全体が独特の雰囲気に包まれ、シャレていて表現方法も多様です。
出てくる俳優、特に女優が魅力的です。
ハリウッド女優のように、どこか子供じみたところはなく成熟した大人の雰囲気をかもし出しています。
そうフランス映画を一言で言えば、成熟した大人のための大人な映画といえるでしょう。

ストーリーもハリウッド映画のように単純ではありません。文芸調というか芸術的な作品も多数あります。
レオス・カラックスがハリウッド映画の恋愛映画を「ボーイ・ミーツ・ガール
ボーイ・ミーツ・ガール
」と揶揄して同名の作品まで作っています。
どういうことか申しますと、1人の男と1人の女がであって恋に落ち、ハーピ-エンドに終わるだけというものです。

しかしながら、フランス映画がハリウッド映画の影響を全く受けてこなかったのかと申しますとそうではありません。
ゴダールの「気狂いピエロ」なんてよく言われるように、ハリウッドのギャング映画のパロディですし、それに今日、フィルム・ノワールと言われる言葉をよく耳にしますが、これは確か50年代頃か60年代頃、ハリウッド映画のギャング映画をフランス映画側が解釈し、撮った作品群の事を指します。

これらのどこか暗い雰囲気で男しか出てこないような犯罪映画がハリウッド側に逆輸入される形で広まっていきました。

余談ですがフランス映画は、国の援助を受けられます。どこぞの国の文化を低く見、なんら支援を行わず、「お前ら勝手にせい!」みたいな国とはお国柄が違います。
まあ最近になって、どこぞの国もやっと重い腰を上げ始めたようではあるが。

しかしながら、国の支援があるというのも痛し返しであります。
というのは大島渚監督の「絞死刑」の映画を観たフランス映画関係者は、口々に「僕たちにはこんなに痛烈に国を批判した映画は作れない」と述べていたそうです。
絞死刑
絞死刑

いずれにせよ、まだまだフランス映画の魅力を言葉で表すほど、僕の表現方法は成熟しておりません。
1本でもいいから、皆さんの目で見て自分で確かめてください。

プチッと押してください。
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株式会社ぽすれん







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フランス映画の魅力とその歴史、そのハリウッド映画との対比において” への15件のフィードバック

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