10、11月発売のトグサが注目するDVD、韓国映画「甘い人生」「サマリア」

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10、11月発売される中でトグサが注目する映画は、イ・ビョンホン主演サスペンス・ラブストーリー「甘い人生」と鬼才キム・ギドク監督の「サマリア」です。

甘い人生 通常版
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まずは、「甘い人生」から。

監督 脚本は、「箪笥<たんす>」(2003)のキム・ジウン監督。
主演は、「誰にでも秘密がある」、TV「美しき日々」のイ・ビョンホン。
共演は「美しき日々」に続くイ・ビョンホンとの再共演となるシン・ミナ。

イ・ビョンホンは、それまで二枚目俳優から脱皮したくて、脚本を読んで、この「甘い人生」への出演を決めたそうです。




ストーリーは、裏社会にも通じた頭脳明晰な一人の男が、初めて知る真実の愛を前に自らの運命を狂わせていく姿を描いたものとなっています。

サマリア
サマリア

続いて鬼才キム・ギドク監督の「サマリア」。

キム・ギドク監督は脚本も務めています。




内容は、援助交際に走る10代の少女2人の瑞々しい友情と、それが引き起こす悲劇の顛末を、寓意を多用し残酷かつ包容力に満ちたタッチで描いた美しくも悲しい物語となっています。

全体が三部で構成され、それぞれ、男に身体を売る少女チェヨンとそれを複雑な想いで見つめる見張り役の親友ヨジン(第一章「バスミルダ」)、親友を失ったヨジンが罪を贖うために始めたある行動(第二章「サマリア」)、娘ヨジンの行いを知った父親の苦悩と決意(第三章「ソナタ」)を描く。2004年のベルリン国際映画祭で最優秀監督賞に当たる銀熊賞を受賞。

実は、この映画、90分と手頃な時間も手伝って既に観ました。

内容には、あまり触れませんが援助交際(韓国でもあるんですネ)という特異なネタを扱っており、大体の内容も知っており、雑誌等の評価もおおむね好評だったので期待していたのですが、結論から先に言うと期待はずれの映画でした。

第1部の主人公の友人が屈託なく援助交際をしているのは分かるのですが、第2部の優等生の主人公が、なんのためらいもなく援助交際の世界に入る描写や第3部の娘の行いを知った父親が簡単に凶行に走る描写など、日頃、登場人物の心理描写を巧みに描く韓国映画をよく観ている僕としては、満足できるものではありませんでした。
その点、最近読んだ日本の女子高生の援助交際の様子を描いた村上龍の「ラブ&ポップ―トパーズ〈2〉」の方が数倍優れていました。




ラブ&ポップ―トパーズ〈2〉
ラブ&ポップ―トパーズ〈2〉
村上 龍
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1 thoughts on “10、11月発売のトグサが注目するDVD、韓国映画「甘い人生」「サマリア」

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