[映画レビュー]ウィリアム・ワイラー監督の異色作『コレクター』

投稿日: カテゴリー: 洋画
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この作品は、『ローマの休日』、『我等の生涯の最良の年』、『嵐が丘(1939)』、『ベン・ハー(1959)』、『黄昏』などなど正当派の古き良き巨匠・ウィリアム・ワイラー(William Wyler)監督の後期の猟奇的心理を描いた異色作です。

<ストーリー>

銀行に勤めるフレディー(テレンス・スタンプ)は内気なのか、孤独癖が強いのか熱中することは蝶を集めることくらいだった。
その蝶をクロロフォルムで殺すとき、何もかも忘れてしまうという変わった男だった。
あるとき、賭けで大金を握った。郊外の家を買い調度品を揃えた。
そして美術学校に通う魅力的なミランダ(サマンサ・エッガー)という娘を誘拐し、強制的に同棲生活を送ることを考えた。
奇妙な生活だった。
ミランダが欲しがるものは何でも買い与えた。 だが決して監視の目はゆるめない。
同時に彼女の方はたえず逃げる努力を止めなかった。
手を縛られて散歩したときも、ある夜予期せぬ来客があったときも通報する機会をもう少しのところで失ってしまった。

激しい雨の夜、彼女は男をシャベルで殴り、逃走を試みたが、・・・・・。

<スタッフ>

製作:ジョン・コーン、ジャド・キンバーグ
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ジョン・コーン、スタンリー・マン
原作:ジョン・ファウルズ
撮影:ロバート・サーティース、ロバート・クラスカー
音楽:モーリス・ジャール

<キャスト>

テレンス・スタンプ   Freddie_Clegg

サマンサ・エッガー    Miranda_Grey

モナ・ウォッシュボーン    Aunt_Annie

【作品データ】

原題 The Collector 製作年 1965年 製作国 アメリカ 配給 コロムビア

コレクター(1965) : 作品情報 – 映画.com. より。

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<感想>

この作品は、宮崎勤の幼児連続殺傷事件という世にもおぞましい事件当時、ビデオテープで一杯の彼の部屋を見たせいか、捜査員らが「まるで、『コレクター』のようだ。」と口々に漏らした作品でもあるのだが、宮崎勤のような猟奇的な場面は出てこないです。

ただ、女性を崇め、尊敬しつつも、監禁し、自分の思うように、ことを運びたい主人公の異常心理は、共通するものがあります。

何故、当時すでに巨匠として確立された評価を持っていたはずのウィリアム・ワイラーが、このような異色の商品をとったのかは、僕には定かではない。
僕が参照している死ぬまでに観たい映画1001本 改訂新版にも掲載されていなかったし、双葉 十三郎氏(Amazon著者ページ)の外国映画ぼくの500本 (文春新書)にも掲載されていなかった。

が、この映画『コレクター』は、明らかにジョン・コーン、スタンリー・マンの脚本の勝利なのである。
冴えない銀行員であり、みなから軽蔑の眼差しで見られていた主人公が、賭けで大金をモノにし、何不自由のない生活を、送れるようになった。

そんな彼が、遠くから眺めていたに過ぎない憧れの女性を、監禁し、自分を愛してくれるように仕向ける。

<ネタバレあり>

ここから、なんとか、この場所から逃れたい女性との心理合戦が始まる。

最初のシーンで、同僚からからかわれたシーンしか登場せず、男の家族なども登場せず、男の過去も描かれない。
その辺りは、ヒッチコックの『サイコ』と同じなのだが、傑作であり古典でもある『サイコ』が、ラスト・シーンによって、十二分にノーマン・ベイツの過去を観客が推測できるのに対して、この『コレクター』では、手掛かりは、ファースト・シーンとラストのクレジットの時にも使われる蝶々の収集と図らずも監禁された女性が言い放つ「そういう心理は、思春期の子供ならだれでも持つは。」という言葉のみだ。

果たして、男は、『サイコ』の主人公のように極度のマザコンであったのかどうか、映画を観る限りにおいては、全く検討もつかないのである。

ただ、わかるのは、あれだけ自分に尊敬と愛を求めていた女性が、ダメだとわかると次にいとも簡単に違うターゲットを狙うところを見ると、彼は、それこそ、女性を蝶々の収集のようにしか思っていなかったのであろう。

ただ、彼のへんこつぶりは、筋金入りなのだ。
女性の言葉を全くまともに取り合わないのだ。

また、女性が、家に帰りがたいがためか、彼に身を任そうとしても、彼は断固として拒否する。
後の彼が怪我をした時の女性の本気での慌てぶりから見ると、僕はあながち、その行為は、行為の全く欠片のないものとは思わないのだが。

この映画を傑作とも思わないし、A級であるとも思わないが、家へ何としても帰りたい女性と彼女から尊敬と愛を認めたいてもらいたい男の心理戦には、見応えがありました。

トグサ的評価:★★★☆☆







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