東野圭吾原作、藤木直人主演「宿命」

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宿命
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同名タイトルの東野圭吾原作「宿命」は、読んでいます。
感想は、まあまあだったと思いますが、この映画を観る頃には、登場人物についてと、おおまかな荒筋とラストシーンしか覚えていませんでした。

ただ、この映画に登場する実験の目的が映画と原作では違っていたような気がします。


監督は、「ホワイトアウト」(2000)などの映画や「恋ノチカラ」、「美女か野獣」(2003)や「弟」(2004)などのテレビを手がけた若松節朗。
藤木直人、柏原崇、本上まなみ主演、飯島直子も重要な役回りで出演しています。

ストーリーは、単純な殺人事件により動き出しますが、本当の謎は、脳神経外科医の藤木直人の父親が経営する電気会社が、過去に行ったある実験です。

~ストーリー~

ファーストシーンは、飯島直子が朝の森で、しわあせそうに人形を抱えて踊っている幻想的なシーンから始ります。
このシーンは、印象的なシーンとして、その後も使われます。




肝心なストーリーは、脳神経外科医の藤木直人とその患者の娘、本上まなみが結婚するところから始ります。
しかし、結婚式場で藤木直人の父親が発作を起こし、救急車の中で死んでしまいます。

藤木直人の父親は、長野県随一の電気会社の社長をしていますが、長男である藤木直人は後を継ぐ意思は、ありません。
この会社は、同属経営で、藤木直人の家系と現社長との家系が交代で社長を輩出しています。

この社長は、過去に藤木直人の父親がしていたある実験を再開し、金儲けしようとします。そして、社長は、その実験プロジェクトに藤木直人にも加わるように命令します。

ほどなく、社長は、何者かにボウガンで殺害されます。

自分の父親が以前行っていた実験ノートを手にした藤木直人は、その研究の実態を知っていきます。

一方、この事件に自ら志願した柏原崇は、本上まなみの高校時代の恋人で藤木直人の小学生時代の同級生で、少なからぬ因縁が2人とあります。




柏原崇は、この事件の裏に、藤木直人の父親が過去に行っていた実験が関与する事を嗅ぎ付け、独自に捜査を進めるのだが・・・・。

はたして、その実験の中身とは?

ラストに、この映画のタイトル「宿命」が明かされます。

~ストーリー終わり~

~レビュー~

本上まなみは、お嬢様役をやらすとほんとに上手い。
全部、心のないお人形さんみたいなお嬢さんになる。
この映画でも、心を閉ざした現在の夫、藤木直人と過去の恋人、柏原崇の間で心が揺れる役をやっているにもかかわらず、いつものようにセリフを表面だけなぞるだけ。
だいたい、本上まなみは、脚本やセリフを読んで役のイメージをつかむという役作りをしているのだろうか?普通の女優さんなら当たり前の事だと思うが。テレビでは、はじけた役もやっていたようだが。
その点、“ぼんぼん”やエリート役が多い藤木直人は、その作品ごとに微妙にイメージが異なる。

最後に明かされるタイトルの“宿命”ですが、本で読んだときには、それなりに感銘を受けたのですが、この映画では、謎解きの一つになってしまっているようでした。
テレビの「砂の器」でもさかんに“宿命”が取り上げられていましたが、その「砂の器」以上に、宿命について考えさせられるような内容ではありませんでした。




~レビューおわり~


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トグサ的評価:★★☆☆☆
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