トグサが期待する9月公開の映画

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ん~、ヘルニアで右半身、ゆう事、きかないので(仕事もろくに出来ていません:;)、毎月、必ず皆さんにお届けするつもりの情報が遅くなりました。

大変、申し訳ないです。

さて、トグサが期待する9月公開中の映画は、「太陽」「マッチポイント」「ラフ」「弓」「LOFT ロフト」の5作品です。

「太陽」

この「太陽」は、アレクサンドル・ソクーロフ監督が全4部作として構想した作品の3作品目です。


第1作はヒトラーの最後を描いた「モレク神」(1999年)、2作目はレーニンに焦点をあてた「牡牛座」(2001年。日本未公開)です。
アレクサンドル・ソクーロフ監督は、一連の作品で取り上げた人物は、20世紀に生きたということに共通項を見ており、同時に時代がそれぞれの人物に悲劇をもたらした。その国、その時代の人々にもと語る。

アレクサンドル・ソクーロフ監督は、ずっと天皇自身が望む、望まないに拘わらず、ずっと国民の生活や運命を担ってきた、大河のようにコントロールできない存在であったヒロヒト天皇に関心があったという。
近代的な教養人であり、自然科学者でもあるヒロヒト天皇にも。

そんなアレクサンドル・ソクーロフ監督が、相談した日本人に、この企画は不可能だ、危険だし実現できないと言われながら、日本人の監督が誰も描こうとしなかった、或いは描けなかった、敗戦前後の昭和天皇にスポットライトをあて、沢山の資料を読みながらも、資料からできるだけ自由に日本語で撮った作品です。

ヒロヒト天皇を演ずるのは、独り芝居で世界的に、その才能が認められているイッセー尾形です。皇后役は桃井かおり。
ヒロヒト天皇を、フィクションを加えながらユーモアや自然を愛する人間味あふれる一人の個人として描いています。

この「太陽」は、フランス、イギリス、ドイツで大成功し、日本でも単館で全国へと公開されつつあり、東京では沢山の人が入っているようです。
第4作目は、ゲーテの「ファウスト」とトーマス・マンの「ファウスト博士」を合体させた内容の音楽映画にするらしいです。

監督・撮影:アレクサンドル・ソクーロフ
脚本:ユーリ・アラボフ
出演:イッセー尾形、ロバート・ドーソン、桃井かおり、佐野史郎、他
地域により公開時期が異なります。

↓アレクサンドル・ソクーロフ監督の過去作品は下記より↓

「マッチポイント」

元プロテニス・プレイヤーで、現在はテニスクラブのコーチをしているクリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)。
野心家のクリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)は、大金持ちのトムと親しくなり、魅力的な彼の妹・クロエと結婚する。
全てが順風満帆だったクリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)が、トムの恋人・ノラ(スカレーット・ジョハンソン)に心惹かれてしまったことから、彼の人生がマッチポイントの状態に立つのだが・・・




ニューヨークを拠点に映画製作を行ってきたウディ・アレンが、舞台をロンドンに移し、欲望と運に翻弄される男と女を描いたサスペンス。

一部のインテリ層のファンが多かったウディ・アレンだが、一般のファンにも認知されてきだしたようです。
この作品も、あらすじだけ見るとエンターテイメント作品のように見えます。
もう結構、年をとっているウディ・アレンのターニング・ポイントとなる傑作と評され、「罪と罰」のモチーフもあるという本作「マッチポイント」の一般の人の評価は、どのようになるだろうか。

今秋、ブライアン・デ・パルマ監督の「ブッラク・ダリア」の公開も控えるスカレーット・ジョハンソンは要チェックだ!

監督:ウディ・アレン
撮影:レミ・アデファラシン
美術:ジム・クレイ
衣装:ジル・テイラー
編集:アリサ・レプセルター
出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ、スカレーット・ジョハンソン、マシュー・グード、他
地域により公開時期が異なります。

↓ウディ・アレン監督の過去の作品は下記より↓

ウディ・アレン監督に興味がある方は、アカデミー賞を受賞した「アニー・ホール」や「マンハッタン」などを押さえておくべきでしょう。
また、「カイロの紫のバラ」は、しがない映画ファンのもとに、自分が観ていた映画の主人公が映画から飛び出して、恋をするという映画ファンなら、一度は夢見る、映画ファン感涙物の作品です。
この「カイロの紫のバラ」は、淀川長治さんも絶賛されていた、とても心温まる作品でした。

「ラフ」

ライバル関係にある和菓子屋に生まれた競泳選手の大和圭介(速水もこみち)と高飛び込み選手の二ノ宮亜美(長澤まさみ)がケンカしながら接近して行き、そこに恋と競泳のライバル・仲西弘樹が絡んでいき・・・という青春映画。

監督は、「NANA」を成功させた大谷健太郎。
二ノ宮亜美をあだち充の描く男の子を応援する女の子にはしたくなかったという大谷健太郎監督。
さてはて、大勢いる原作ファンに受け入れられるかどうか。

長澤まさみちゃんの水着姿がみたいだけとも言うが、原作は「タッチ」の方が好きなのですが、映画は、この「ラフ」の方が期待もてそうです。
「タッチ」は観てませんが映像化すると、バタくさくなってやしやないかと勝手に想像しています。

監督:大谷健太郎
原作:あだち充
脚本:金子ありさ
撮影:北信康
音楽:服部隆之
出演:長澤まさみ、速水もこみち、阿部力、石田卓也、他
8月26日より全国東宝系にて公開。(申し訳ないです。もう終わっているかもしれません。)

↓大谷健太郎監督の過去の作品は下記より↓

↓あだち充さんの原作のマンガは下記より↓




「弓」

海の上、大きな船と小さな船を舞台の老人と少女の親子でも恋人とも違う関係を描いた神話的物語であり、弓が象徴的な意味で使われているそうです。

韓国映画界で、独自の世界を構築するキム・ギドク作品。
傑作という呼び声高い映画ですが、果たしてどのように仕上がっているでしょうか。

監督・脚本・製作・編集:キム・キドク
撮影:チャン・ソンベク
音楽:カン・ウンイル
衣装:キム・キュンミ
出演:チョン・ソンファン、ハン・ヨルム、ソ・ジソク、チョン・グァン
公開時期は地域によって異なります。

↓キム・キドク監督の過去の作品は下記より↓

「LOFT ロフト」

スランプに陥った女性作家(中谷美紀)と千年前の女性ミイラを極秘に保管する大学教授(豊川悦司)、消えた女子大生、編集者(西島秀俊)らが、緑に囲まれた古い洋館、森、沼を背景に織りなす物語。

ミステリーであり、ゴシック・ホラーであり、恋愛映画でもあるジャンルミックスな映画。
久々にホラーの領域に帰ってきた感のある黒沢清監督であるが、「CURE キュア」のように映画ファンをうならせてくれるかどうか。

監督・脚本:黒沢清
出演:中谷美紀、豊川悦司、西島秀俊、安達祐美、鈴木砂羽、加藤晴彦、大杉漣
公開時期は、地域によって異なります。

↓黒沢清監督の過去作品は下記より↓

今月はと言いたい所ですが、先月は(申し訳ないです)、ロードショー作品よりも単館ロードーショー作品が面白そうな月でした。
単館であるため、僕の住む関西地域では、まだ公開されていない作品もありますが、是非、観てみたい作品ばかりです。

皆さんのお住まい地域での各映画の詳しい上映時間はこちら↓
ムービーウォーカー/MovieWalker

本記事は、キネマ旬報、8月下旬号、9月上旬号から引用、編集、再構成して、僕の感想を交えて、お送りしております。

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