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トグサが薦める映画の本、7月篇

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トグサが注目する映画の本を新刊を中心にご紹介しよう!

まずは、黒澤明が「トラ・トラ・トラ」でハリウッド進出しようとして降板された真相に迫る「黒澤明vs.ハリウッド―『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて」田草川 弘著、この本の紹介はまず新聞の書評で知りました。



この田草川 弘という名は仮名で、あまりにも黒澤に近い人なのでわざとそうしたらしいです。
これまで、黒澤の「トラ・トラ・トラ」の降板の真相は、ハリウッドシステムと黒澤監督の映画作りの手法があまりにも違ったためとされていましたが、この著者はアメリカまで渡り、主に製作会社側の保険会社の調査員が調査した内容を入手し、黒澤の主治医の診断書の話まで調べているそうです。

そのため、新事実まで明らかにされているそうです。
ハリウッドは膨大なお金を注ぎ込んで映画を製作するので、常に保険をかけるそうです。
友人の話ですとハリウッドで映画を製作するに当たって、一番力があるのはこの保険会社らしいです。

黒澤監督は、この「トラ・トラ・トラ」を山本五十六を中心に描き、「この映画を観たらもう絶対真珠湾攻撃を奇襲だと呼ばせない。」というほど入れ込んでいたそうですが、一人の映画ファンとしても黒澤が降板したことを非常に残念に思っています。

キネマ旬報においても触れられておりましたが、好評でした。
映画を愛する方なら是非読むべきですね。

黒澤明vs.ハリウッド―『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて
黒澤明vs.ハリウッド―『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて
田草川 弘
注)購入を検討の方は文字をクリックしてください。

日本発 映画ゼロ世代―新しいJムーヴィーの読み方
日本発 映画ゼロ世代―新しいJムーヴィーの読み方
森 直人

映画ゼロ世代とは、90年にデビューした監督を指すのか、2000年にデビューした監督を指すのか、恥ずかしながら僕は知りません。
しかしながら、この時期にデビューしクオリティ高い作品を作り続ける監督たちには非常に注目しております。
"もう一人の黒澤”黒沢清、青山真治、行定勲等々。

80年代後半、俳優などの異業種の人たちが監督をし始め、個人的には、もう日本映画は終わりだなあという感慨を持っていました。
映画雑誌にも似たような感想がもたらされていました。

しかしながら日本映画は見事に復活しました。
今の日本映画を支えるクリエイター達は、旧来の撮影所システム(何年も助監督をし、監督としてデビューする)から出現したのではありません。自分の実力で監督になったのです。

だから、僕は、この人たちに非常に興味があるのです。
本書を購入して、是非、彼らの事をもっと詳しくなりたいと思っています。




サルに教える映画の話
サルに教える映画の話
井筒 和幸

井筒和幸監督は、テレビで辛口の批評が受けているようですが、彼の映画を観る目は確かです。
また、「バッチギ」に見られるように、キチンとした映画も撮っています。

パッチギ ! スタンダード・エディション
パッチギ ! スタンダード・エディション

映画狂人日記
映画狂人日記
蓮實 重彦

昔は、山根貞夫や佐藤忠男などの評論をチョクチョク読んでいたのですが、今は見る影もないです。
現在、映画を論じている信頼できる批評家は、蓮實重彦くらいです。山田宏一も気になりますが。

蓮實重彦という方は、現在、おそらくは東大の学長をなさっているように思います。
日本の現代思想の分野においても重要な人です。
現代思想においては、それほどではありませんが、映画については饒舌に語ります。

この「映画狂人日記」はシリーズ化されており、その時々の映画・映画状況について蓮實重彦が語っております。

彼の映画批評理論みたいなものを知りたい方はコチラをどうぞ!
映像の詩学
映像の詩学
蓮實 重彦

いずれの本も全て読むつもりで、既に購入済のものもありますが、読了すれば、またレビュー記事を上げるつもりです。

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トグサが薦める映画の本、7月篇” への2件のフィードバック

  1. ゼロゼロ・ジェネレーションとゼロ世代について

    最近、日本映画に観客が帰ってきていると言う。クラい、ダサい、ズレていると言われつづけて日本の若い観客からそっぽを向かれていた80年代後半から90年代の低迷期からやっと脱したと。2005年度では『電車男』『NANA』『交渉人、真下正義』『ALWAYS 三丁目の夕日』

  2. 12人の?な映画評論家

    その後、安藤智恵子さん、浦崎浩實さん、河原晶子さん、西脇英夫さん、森直人さん、山田宏一さんからアンケートの回答が到着。どなたかの【封切りは終わったけれど…】をご紹介したいところですが、「特になし」と、旧作で、このたびDVDリリースされる作品だけでしたの

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