映画祭受賞結果

装いを新たに第21回東京国際映画祭が開催中!!

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角川歴彦氏(角川グループホールディングス代表取締役会長兼C.E.O.)から、依田巽氏(㈱ギャガ・コミニケーションズ代表取締役会長)が新たにチェアマンとして就任。
9月18日のラインアップ発表会で依田氏は「“ジャンプ”となる3年目にはカンヌやヴェネチア、ベルリンと並ぶような映画祭にしたい。」と抱負を語り、角川氏と同じ目標を掲げながら、今年は、スローガン「Action! for Earth」の下、エコをテーマに様々な試みが行われる東京国際映画祭(TIFF)は、昨年で遂に20周年を迎え、今年も10月18日から26日の9日間にわたって、六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズとシネマート六本木、渋谷のBunkamuraを拠点に開催される。

9月18日の会見には『コトバのない冬』で初監督作品をコンペティション部門にノミネートされた渡辺篤郎監督と高岡早紀、『ブタがいた教室』の前田哲監督が登壇。
それぞれ、喜びの言葉を語った。

依田氏の新たな姿勢を色濃く表したものとして、依田氏自ら掲げた“リンケージ”“高品質”“チャンス”“イノベイティブ”の4つからなる理念。
“リンケージ”とは、人と人の繋がりを深められる場所にする、“イノベイティブ”は常に新しい事にチャレンジしていくというもの。



「Action! for Earth」
そして、そのイノベイティブの部分を早くも実現したといえるのがエコロジーへの取り組みだ。
「Action! for Earth」というスローガンを銘打ち、公式ポスターも緑色の地球を中央に据えたデザインのものを用意。
また、レッドカーペットの色を“グリーン”へチェンジした。
同時に、ペットボトルをリサイクルしてカーペットを製造するといった技術面でもエコロジーの重要さを強く訴える。

映画祭大使を務める木村佳乃さん、『レッドクリフ Part1』のトニー・レオンさん、グリーン・アンバサダーの杏さんがグリーンカーペットに登場。依田チェアマンと高井映連理事長が合流。
映画祭大使を務める木村佳乃さん、『レッドクリフ Part1』のトニー・レオンさん、グリーン・アンバサダーの杏さんがグリーンカーペットに登場。依田チェアマンと高井映連理事長が合流。

また、映画を通じて「自然と人間の共存」を考えてもらう事を主眼としたnatural TIFF(東京国際映画祭)が主要部門として新設された。
そして、主要部門の新作からエコロジーや自然をテーマにした優秀な作品を選出するTOYOTA Earth Grand Prix、映画人が様々な角度から環境について語るシンポジウムTIFF Earth Conferenceの実施と、これまでになく強くテーマを前面に打ち出している。

そのnatural TIFF(東京国際映画祭)には、マフィアの暗躍を起因とした南イタリアの不法投棄を捉えたドキュメンタリー『ビューティフル・カントリー』や飄々としたスペイン製コメディ『フェデリコ親父とサクラの木』など、硬軟取り混ぜて集められた“自然との共生”がテーマの作品を紹介、環境問題への喚起を促していく事が大きな狙いとなっている。

TOYOTA Earth Grand Prixには、『デルス・ウザーラ』『ゴジラ対ヘドラ』『不都合な真実』『火まつり』『阿賀に生きる』『阿弥陀堂だより』といった渋い旧作も用意されている。

コンペティション
核となるコンペティションに関しては、選考対象作品が歴代最高の73の世界各地から690本になったのを反映するように、日本では無名に近いポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキーの最新作『アンナと過ごした4日間』から、フランスの大物スターが顔を揃えた全2部作のギャング・アクション『パブリック・エナミー・ナンバー1(Part1&2)』といった大作までバラエティに富んだラインアップが実現。

コンペティション部門のプログラム・ディレクターの矢田部吉彦氏は、「越境」というテーマを掲げたものが非常に増えてきており、デジタル・カメラで撮られた作品も出始め、観ただけではどこの国の作品か判断できないものが増えてきたと語る。
また、選出に関して、地域のバランス、ジャンルのバランスを偏らせない、監督の世代が新旧のどちらかに偏らせない、といった点にも気を配ったとも語っています。
結果、学生監督といってもいいくらい若い人たちが撮った作品から、ポーランドの大ベテラン監督イエジー・スコモフスキーの作品までと幅広い世代の才能が垣間見れる作品に触れられる機会を設けることが出来たと自負していますと、語っています。
キネマ旬報10月下旬号
iconにおいてキネ旬編集部のインタビューに答えて)

特別招待作品
特別招待作品もオープニングとクロージングに『レッドクリフ Part1』『ウォーリー』を迎えたほか、『少年メリケンサック』『センター・オブ・ジ・アース』『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』と、お祭りムードを盛り上げる作品が結集した。

麻生太郎総理大臣が駆けつけ、ジョン・ウー監督とがっちり握手を交わしました。 そして、現職の総理大臣としては初めてグリーンカーペット(レッドカーペットも含む)を歩きました
麻生太郎総理大臣が駆けつけ、ジョン・ウー監督とがっちり握手を交わしました。 そして、現職の総理大臣としては初めてグリーンカーペット(レッドカーペットも含む)を歩きました

特別招待作品のプログラム・ディレクターの都島信成氏は、今年の特別招待作品は派手な大作・話題作から小粒な良作まで、バラエティに富んだラインアップを揃えていますと語る。
『レッドクリフ Part1』は華々しい超大作。オープニングに相応しい作品になったと思います。
それとは、対照的にクロージングとなる『ウォーリー』は環境問題などを訴えた非常にメッセージ性の高い作品。
海外からのゲストも、今年は著名な監督やスターだけでなく、各国の映画祭をはじめとする業界の方々の招聘に例年になく力を入れています。
また、「WORLD CINEMA」では海外の様々な映画祭で主要賞を受賞していながらも日本では観る機会の少ない作品をセレクトしていますが、今年はベルリン、カンヌといった主だった映画祭の賞が絡んだものを持ってこられて良かったと思います、と語っています。
キネマ旬報10月下旬号
iconにおいてキネ旬編集部のインタビューに答えて)




「アジアの風」
また、TIFF(東京国際映画祭)草創期からの固定ファンの付いた、しっかりとしたカラーのある人気部門「アジアの風」は、従来以上に中東地域の作品をカバーしただけでなく、昨年度に同部門で上映された『高麗葬』で話題を集めた韓国の知られざる鬼才キム・ギヨンの特集といったレアな企画も敢行する。

「アジアの風」のプログラム・ディレクターの石坂健治氏は、「特に台湾、トルコは新人監督の才能が素晴らしい。ニューウェーブの波が確実に来ていると思います。」と語る。
また、昨今の傾向として目立つのは、デジタルで制作された作品が増えてきたこと。
アン・ホイといった巨匠までもがデジタル・カメラを使っている。
中東作品に関して言えば、「越境」をテーマにしたものが目立った。
韓国作品でも、北朝鮮に住む一家が脱北者として扱われてしまう『クロッシング』という作品があり、奇しくも越境というテーマが共通している。
と、ここでもテーマを「越境」とデジタル・カメラがキーワードとなっています。
キネマ旬報10月下旬号
iconにおいてキネ旬編集部のインタビューに答えて)

その他、シンポジウムなど
その他、今年も幾つかのシンポジウムが開催されるが、その中で大きな目玉となりそうなのが、「映画比との視点 Director’s Angele」。

黒沢清
黒沢清

オムニバス「New York,I Love You」で本格的な海外進出に乗り出した岩井俊二、「トウキョウソナタ」でカンヌ国際映画祭“ある視点”審査員賞を受賞した黒澤清、話題作となり、ロング・ランを続ける『おくりびと』がモントリオール映画祭グランプリに輝いた滝田洋二郎と、現在の日本映画界の牽引する3人が出席し、その軌跡や演出スタイルについて自ら語っていくカンファレンス、監督自身が選んだ“スクリーンで観て欲しい作品”とファンが選出した“スクリーンで観たい作品”を上映するスクリーニングの二部構成で進行していく。
と、日本映画ファンや映像作家を目指す人達にとって無視できない内容となっている。

また、今年、生誕80周年を迎えた手塚治虫作品を特集した「animecs TIFF 2008」や「映画批評家プロジェクト」として、映画祭期間中にコンペティション作品を鑑賞し、批評を書ける人ならプロ以外、誰でも参加できるプロジェクトが、今年も実施される。
応募要綱は、「キネマ旬報10月下旬号」参照。
腕に覚えのある東京近郊のブロガーやプロの批評家を目指す人、映画を観る目を養う機会として、挑戦してみては?

本記事は、キネマ旬報10月下旬号
iconの第21回 東京国際映画祭徹底ガイドの記事を引用、再構成して構成されています。

キネマ旬報を試しに購読してみたい方は、「毎月」という購読方法があるマグデリキネマ旬報)で。

前売り券は、チケットぴあにて販売中!!
上映日2日前の21時まで購入可能。

WOWOWでは、11月8日(土)午後0時より「東京国際映画祭2008」総集編を放映します。
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第21回東京国際映画祭オフィシャルサイト   東京国際映画祭

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