映画よもやま話

テレビ東京系列で今日、放送される「未知との遭遇」のトリビア

LINEで送る
Pocket

スピルバーグ監督の「未知との遭遇」にヌーベル・バーグ(フランス語で新しい波)の旗手フランソワ・トリュフォー監督が、出演しています。後にトリュフォー監督は、“映画監督とは、俳優にもっと尊敬されているものだと思っていた”と回顧しています。どうも役者の控え室で、スピルバーグ監督がかなり辛辣に批判されていたらしいです。

ヌーベル・バーグ
カイエ・ド・シネマで映画を痛烈に批評していた人達が、それまでのセット撮影から街に出て手持ちカメラなどで今までにない身近な題材、撮影法で映画を撮り始めた運動。代表的な監督は、「大人はわかってくれない」などの前述のフランソワ・トリュフォー監督、「勝手にしゃがれ」「気狂いピエロ」などのジャン・リュック・ゴダール監督、「死刑台のエレベーター」のルイ・マル監督が挙げられる。




ジャン・リュック・ゴダール監督は、一時期の映画監督を目指す人たちや映画マニアのカリスマアイドルであった。

これに対して日本の松竹に在籍していた大島渚、篠田正浩、吉田喜重監督らが、それまでの松竹の人情路線に真っ向から反対の反体制や戦後の若者の苛立ちを映像化した一連の運動を松竹ヌーベルバーグと呼ぶ。石原都知事が“ニューウェーブ”とは言わず“ヌーベルバーグ”という言葉をよく使うのは、石原都知事が以前「狂った果実」などの作品に原作者としてかかわった経緯があるからである。

松竹ヌーベルバーグと仏ヌーベルバーグの大きな違いは、松竹の場合、松竹の撮影システムで学んだ東大卒などエリートの監督によってもたらせたのに対して、仏の場合、映画は数多く観て研究していたが、それまで映画の撮り方などを全く知らない監督によってもたらされた違いがある。





LINEで送る
Pocket